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□法政大学建築同窓会ニュース[Number013](2011年04月25日発行)
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東日本大震災で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
皆様の安全と被災地の一刻も早い復旧をお祈り申し上げます。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
法政大学建築同窓会のメルマガ13号をお届けいたします。
お仕事の合間のひと時をお付き合いいただけると幸いです。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/
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目次
1.建築学科同窓会平成22年度第2回理事会の報告
2.第14回「法匠展・50」のご案内
3.第7回大江宏賞公開講評審査会
4.第7回大江宏賞公開講評審査会
5.リレー・エッセイ「旅は不思議」(小島 建一)
6.編集後記
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1.建築同窓会新年会の報告
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3月19日(土)市谷田町校舎にて、建築学科同窓会平成22年度第2回理事会が開
かれました。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/report/20110319/rijikai_2011.htm
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2.第14回「法匠展・50」のご案内
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6月10日より第14回「法匠展・50」が開かれます。
ぜひ多くの方の出展をお待ちしています。応募に対する詳細は下記より。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/houshou/2011/houshou2011.html
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3.第7回大江宏賞公開講評審査会
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延期しておりました第7回大江宏賞公開講評審査会が4月30日(土)に法政大学
市ヶ谷田町校舎5Fマルチメディアホールにて開催されます。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/ohe_award/2010/intro7th_20110430.html
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4.第7回大江宏賞公開講評審査会
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延期しておりました第三回法政大学55/58年館見学会を5月14日(土)開催いた
します。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/event/20110514/5558kengakukai.html
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5.リレー・エッセイ
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「旅は不思議」
1971年卒業 宮脇研究室 小島 建一
趣味といえるほどではないけれど、旅をするのが好きである。
学生時代に、宮脇先生のゼミでデザインサーヴェイをやっていたこともあって、
古い歴史のある町を訪ね歩くような旅が楽しい。
そんな旅では、色々な人とのふれあいが楽しいし、不思議なことに出会うことも
ある。
だいぶ前の話しだが、ポルトガルのナザレを訪ねてみたときの話。
前日にポルトに泊まって、その日は夕方にナザレの最寄の駅に列車が着いた。
ここから、ナザレまではさらにバスで20分ほど行くのだが、バス停に行くと、
そんなに遅い時刻でもないのに、最終バスが出てしまったと言う。
小さな町で、数少ないホテルは全て満員。こんなところで野宿はしたくないし。
実は、数日前に、スペインとの国境の町で、同じような状況に陥って、やむなく駅
のベンチで野宿したら、風邪を引いてしまい、まだ直っていなかった。
かみさんと二人で途方にくれていると、目の前に小さな車がすうっと停まって、
中から
老夫婦が話しかけてきた。「どうしたの」。わけを話すと、「ナザレまで送って
あげるから乗りなさい」と言う。我々は、その車に乗せてもらって、無事ナザレに
到着。こういうときの見知らぬ人の親切は、本当に嬉しいものです。
ナザレは、漁村なのだけれど、今では中流以下のヨーロッパ人が夏のバカンスを
過ごすリゾート地になっている。(金持ちは、モナコやカンヌあたりへ行くらしい。)
白い壁に赤い瓦の家々が海岸沿い並んでいる様がとても美しい。海へ向かう何本も
の細い道と、それをつなぐ道が、アミダクジのよう走って、独特な町並みを作って
いる。
町の名物(と僕が思っている)は、その海岸沿いの道端で、七輪で焼いている鰯。
これを一皿もらって、向かいのバーで、大きな樽から注いでもらった白ワインを飲み
ながら食べた味が、今でも忘れられない。
ナザレに3日ほどいた後、次の目的地リスボンへ向かうために、件の駅に夕方に
戻ってきた。
ところが、またもや、最終列車が出た後で、ホテルも満室。何しろ最終の時間が
早いのだ。
又やってしまった、と思っている目の前に、見たことのある車がすうっと停まって、
「どうしたの」と、この間の老夫婦。これまた同じように説明すると、「隣のコイン
ブラは大きな町だから、ホテルもいっぱいあって、泊まれると思うわよ。送ってあげ
るから乗りなさい」。またもや、厚意に甘えて送ってもらうことにした。
おかげで、ホテルを見つけることも出来、予定外のコインブラ見物まで出来た。
旅に偶然の出来事はつき物かも知れないけれど、不思議なこともあるものだ、と
思いながら、後から考えると、あの老夫婦は、困っている旅人を助けるのが趣味で、
一日中駅前を車で巡回しているのかもしれない。そんなことは無いか。
もうひとつ、旅の思い出で不思議なことは、後で考えると、僕はあの時何語で話し
ていたのだろう。
もちろんポルトガル語は全くわからないし、英語だって相当に怪しい。
でも、思いでの中では、言葉の通じないもの同士が、平気で会話をしているのが
不思議だ。
HPでは写真も掲載いたしております。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/essay/essay.html
リレーエッセイは編集部から依頼するとともに随時募集もしております。
是非奮ってご応募下さい。詳細は下記アドレスからどうぞ。
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6.編集後記
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東日本大震災により被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
日々の甚大な被害状況を知るにつれ胸を痛めるばかりです。
被災地が一日も早く復興し皆様の生活に無事平穏が訪れる事を心からお祈り申し
上げます。
ようやく一ヶ月半が経過。原発関連は未だ不透明。東北を中心にして毎日の様に
余震は繰り返されます。二次被害的に観光地の客足も絶え苦しい状況が続きます。
なかなか明るい話題のない毎日ですが自分がなにを出来るかを見極めてまずは
足下からしっかりしていきたいと思います。
皆様のおかげで、メルマガも13号を迎えました。
延期されていたイベントもようやく再開されてきています。
今週末には第7回大江宏賞公開講評審査会が開催されます。会場も市ヶ谷田町校舎
に変更になりましたが、延期された分だけ熟成された修士設計のプレゼンテーション
をご覧になるのはいかがでしょうか。
リレーエッセイは、どんな話題でも結構です。随時投稿を募集しています。又、
知人のオープンハウス、展示会、HPへのリンク、希望、受賞、出版等の情報を
どんどんお寄せ下さい。皆様の協力でこのメルマガを盛り上げていただければ
嬉しい限りです。
(編集後記担当:鈴木)
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