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□法政大学建築同窓会ニュース[Number033](2012年12月25日発行)
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東日本大震災で被災された皆様には、心からお見舞いを申し上げます。
皆様の安全と被災地の一刻も早い復旧をお祈りいたします。
本日はクリスマス。そして来週にはもう2013年が始まります。
師走も押し迫り仕事納めまで残り数日になってきました。お仕事の締めくくり目指して多忙を極める
毎日と思われますが、こういうときこそ体調こそ重視したいものです。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
法政大学建築同窓会のメルマガ33号をお届けいたします。
お仕事の合間のひと時をお付き合いいただけると幸いです。
<加筆>
メルマガエッセイが先月のものを掲載してしまいました。
永野さんのものに差し替えさせていただきます。
大変ご迷惑をおかけいたしました。http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/
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目次
1.佐々木宏先生「近代建築講義」第2回目のご案内
2.建築同窓会新年会のご案内
3.「金田真聡のドイツ・ベルリン通信」連載開始
4.リレー・エッセイ(永野尚吾)
5.編集後記
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1.佐々木宏先生「近代建築講義」第2回目のご案内
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佐々木宏先生の「近代建築講義」第2回目が2013年1月17日(木)18:30より、デザイン工学部校舎に
おいて行われます。今回のテーマは「コンラッド・ワックスマンとワックスマン・ゼミナール」です。
多くの方の参加をお待ちしています。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/event/20130117/sasaki_lec02.html
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2.建築同窓会新年会のご案内
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来る2013年1月30日(水)午後7時より、恒例の建築同窓会新年会が開催されます。皆様お誘いあわせの上、
ふるってご参加ください。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/event/20130130/2013shinenkai.html
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3.「金田真聡のドイツ・ベルリン通信」連載開始
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第3回大江宏賞を受賞した金田真聡君が、今年の春からベルリンの設計事務所で働いています。
その金田君が隔月でベルリンの様子を送ってくれることになりました。
「金田真聡のドイツ・ベルリン通信」のページを新たに設けました。ドイツの建築事情、彼の目で見た
ベルリンの街並み、環境等々興味深い記事を送ってきてくれることと思いますので、ぜひご愛読ください。
まず初回は2話連続です。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/berlin/berlin_report.html
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4.リレー・エッセイ
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「『見る』ことと『測る』こと」
2008年修了 富永ゼミ 永野尚吾
出張先のホテルである。
部屋に戻ると、まずお茶を一杯飲む。窓が開けられれば開けて換気をする。良い部屋であれば、
スケッチ帳と巻尺、三角スケールを取り出す。それから一時間くらいかけて、じっくりと実測する。
始めは何となく寸法を書きつけるだけだったが、最近はスケールを当てて書くようにしている。
3年ほど前から、文庫本サイズのノートをスケッチ帳として使っている。大体一年に一冊のペースで
書いている。出不精なので、年間一冊、何でも良いから建物を見に行ってスケッチを描こうと目標を
立てたのが苦難の始まりである。
というのも、始めてみるとこれがなかなか大変で、一向に進まない。見に行った建物だけでは紙面が
埋まらず、そのうち、夢で見た廃屋の絵やビートルズの似顔絵、水辺の鴨まで登場し始めた。その
あたりはまだ絵を描いているから良いようなものの、しまいには展覧会のチケットを貼ったり観光地の
スタンプを押したり、焼鳥屋の飲み代まで書きつける始末で、結局ただの雑記帳になってしまった。
それでも少しは、真面目に描いているページもあった(探すのに苦労した)。
京都の四君子苑と増田友也設計の鳴門市文化会館のスケッチ、博多都ホテルと寝台列車の実測図など
である。
スケッチを描くと、デジタルカメラで写真を撮るよりも対象を見つめる時間が長い。巻尺を当てて
測ると、興味を持った寸法が何となく頭に入ってくる。時間はかかるが、描いたり測ったりすることで
記憶に定着するので、私のように物覚えの悪い人間にとって、物を「見る」上でとても良いことだと
思っている。
「見る」と言えば大学生のころ、設計製図を教えて頂いた竹内裕二先生に、当時建築学科のあった
東小金井駅前の小さな焼鳥屋に連れて行ってもらったことがあった(その店は間口が狭く、両側の壁が
平行でないためパースが効いていて、プランがヴェネツィアのサンマルコ広場に似ているというので、
みんなで面白がって「サンマルコ」と呼んでいた店である)。そこで「この店の内観を見て覚えて、
帰ってからパースを描いて持ってきなさい」と無茶な課題を頂いた。必死に見て覚えて、何とか描いて
翌週持っていったら、なかなか上手いと褒めて下さった。それで俄然やる気が出たのがスケッチを描き
始めたきっかけかもしれない。とても大切なことを教えて頂いた。
「場所のたたずまいに感銘を受けた時、それを記述する」、「建築はいつでも、どこにいても研究
できる」とは私の師匠である富永讓先生が、当時の大学のシラバスに書いていた言葉だったと思う。
ほんのわずかでも実践しようとしているのだが、寅さんではないけれど「奮闘努力の甲斐もなく、
今日も涙の日が落ち」た後は、結局ひとり焼鳥屋で煮込を突ついているのである。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/essay/essay.html
リレーエッセイは編集部から依頼するとともに随時募集もしております。
是非奮ってご応募下さい。詳細は下記アドレスからどうぞ。
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3.編集後記
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東日本大震災により被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
予告通り今月から隔月で金田君のドイツ・ベルリンからのレポート連載が始まります。
ドイツは人の気質をはじめとして日本とは縁の深い国ですが最新の情報はなかなか伝わりにくい遠い国
でもあります。設計の最前線で活躍する金田君の目を通した生の情報をお楽しみ下さい。
一月末には毎年好例の建築同窓会の新年会が開催されます。普段会えない広い年齢層の同窓生に会える
貴重な会になっています。参加申込は1/25の次回メルマガ発行日。是非ご参加下さい。
編集部では、法政大学及び卒業生に関する情報をお待ちしております。どのようなことでも結構です
ので編集部までお送りください。又、メルマガへの購読登録をまだしていないお知り合いがいましたら
是非ご購読を進めて下さい。
このメルマガを通して建築学科卒業生の輪が広がることを望んでいます。(編集後記担当:鈴木)
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発行:法政大学建築同窓会メルマガ編集部
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問合:info@hosei-archi-ob.sakura.ne.jp
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