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□法政大学建築同窓会ニュース[Number045](2013年12月25日発行)
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東日本大震災で被災された皆様には、心からお見舞いを申し上げます。
皆様の安全と被災地の一刻も早い復旧をお祈りいたします。
いよいよ年の瀬も押し迫ってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今月も同窓会メールマガジン、45号をお送りします。
今年は年末の曜日の関係で例年になく長い年末年始休暇を取られる方も多いと思います。
この一年を振り返って、同窓会ホームページの記事を読み直してみるのも一考かと思います。http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/
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目次
1.建築同窓会新年会のご案内
2.小堀哲夫さん設計作品雑誌掲載
3.「金田真聡のドイツ・ベルリン建築通信」第8号「サンタが広場にやってくる」
4.リレー・エッセイ(中橋 恵)
5.編集後記
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1.建築同窓会新年会のご案内
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来る2014年1月29日(水)午後7時より、恒例の建築同窓会新年会が開催されます。皆様お誘いあわせの上、ふるって
ご参加ください。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/event/20140129/2014shinenkai.html
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2.小堀哲夫さん設計作品雑誌掲載
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97年卒業、小堀哲夫さん設計の「ROKIグローバルイノベーションセンター」が新建築11月号、日経アーキテクチュア
12月10日号に掲載されました。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/event/20131219/kobori.html
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3.「金田真聡のドイツ・ベルリン建築通信」第8号「サンタが広場にやってくる」
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「金田真聡のドイツ・ベルリン建築通信」第8号「サンタが広場にやってくる」が更新されました。
リンク先からぜひご覧ください。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/berlin/berlin_report.html#new
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4.リレー・エッセイ
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「クリエイティブに育つには?イタリア教育事情」
2001年修了 陣内ゼミ 中橋 恵
イタリアは住みにくい国ですが、確かに魅力的なものがたくさんあります。
それを生み出してきたイタリア人は、どのような教育を受けているのでしょうか?
イタリア人は、何をするにつけても「自由」です。この「自由さ」が、日本人の私には非常識に写り、無性に
腹立たしく思えるときもあれば、羨ましいときもあります。特に、ナポリのような人間の欲望をあからさまに表現する
町に住んでいると、私が日本の学校教育や家庭で教えられたこと全てが否定された感じがします。
イタリアでは、子供も小学2年生ぐらいになると、堂々としていて発言力があり、絵などを描かせると、独創的で
カラフルです。
幼稚園の保育内容は日本とほぼ同じですが、明らかに違うのは家庭での過ごし方です。生後2ヶ月ぐらいから、親は
いろいろなところへ子供を連れ出します。子供はイタリア人社会では特別な存在で、どこへいっても会話の中心に
なります。道を歩けば、知らない人も子供に話しかけ、お店にいけばご褒美がもらえ、撫でられることもあります。
間違ったことをすれば、知らない人から子供自身が怒られ、本人が謝らないといけません。幼少期から、コミュニケー
ション訓練を受けており、小学校1〜2年で、既に立派な「ミニ・イタリア人」が確立しています。
もう一つは、障害児教育についてです。特別支援学級もなければ、通級システムもありません。補助が必要な子は、
先生がもう一人ついたり、先生の横に机を並べて授業を受けます。本人も、クラスでも、それが特別であるという感覚が
なく、皆で仲良く過ごすことが重要視されます。いじめや不登校はありません。思考のベースが、カトリック信仰だから
かもしれません。障害児教育と創造性は、関係なさそうに見えますが、いろいろなものを許容する感覚を発達させている
一つの要因となっているはずです。
イタリアの学校設備は、全く先進国レベルではありません。プールも運動場も科学室もありません。外へ出れば、
何世紀も変化のない茶色一色の都市風景か自然しかありません。子供向けグッズもほとんど売っておらず、アミュー
ズメントパークは国内に2つしかありません。
子供にとってスペシャルな娯楽が、映画とイタリア各地を廻ってくるサーカスだと知ったとき、私はタイムスリップ
したような気分になりました。自分の子供が、30年前の私の少女時代よりもレトロな生活を送っているのです。
まとめてみますと、何もなくて殺風景だからこそ、対話することを楽しみ、豊かな想像力、独創的な形やカラフルな
ものへの欲求が生まれるのかなと思います。
様々な原因で、世界的に発達障害児が増加しています。日本では、さらに放射能の影響が懸念されています。創造的な
イタリア人はどのように教育されているか書いてきましたが、それ以前に日本は子供のいじめや自殺問題の方が、早急に
取り組む必要があると思いました。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/essay/essay.html
リレーエッセイは編集部から依頼するとともに随時募集もしております。
是非奮ってご応募下さい。詳細は下記アドレスからどうぞ。
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3.編集後記
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東日本大震災により被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
今月号のリレーエッセイはナポリに在住の中橋恵さんから、ベルリンからは金田真聡さんからはベルリン通信NO.8が
届きました。そして国内でも色々な所で活躍している卒業生が大勢いることと思います。来年もOB、OGの活躍をなるべく
広くお知らせ出来ればと思っています。
編集部では、法政大学及び卒業生に関する情報をお待ちしています。どのようなことでも結構ですので編集部までお送り
ください。又、メルマガへの購読登録をまだしていないお知り合いがいましたら是非購読を勧めて下さい。このメルマガを
通して建築学科卒業生の輪が広がることを望んでいます(編集後記担当:小島)
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