第9回大江宏賞公開講評審査会は、2013年3月30日(土)法政大学市谷田町校舎5Fマルチメディアホールにて開催されました。
今年は去年と同じく、外部の特別審査員3名とOB審査員3名に加えて、審査委員長の坂本一成大学院客員教授の計7名で行われました。各審査員は作品2点に、3ポイントと1ポイントを投票し、集計数の多い作品を最優秀作品とするという方式取りました。
6名の参加者の白熱したプレゼンの結果、圧倒的な票を集めて、渡辺苗子さんの「地に経つ建築―石巻市荻浜における震災復興提案―」が見事に大江宏賞に輝きました。
渡辺さんの案は、綿密な調査と、建設の過程まで視野に入れた提案が高く評価されました。
渡辺さんに3ポイントを入れた審査員が多かったため点数に大きな差が付きましたが、他にも評価の高い作品も多く、かなり肉迫した審査となりました。
今年は、事前の調査に力を入れた社会性の高い作品が多いことが審査員より評価された反面、造形的な完成度が低いという批判も見受けられました。
なお、大江宏賞を受賞した渡辺苗子さんは、卒業後仙台市の設計事務所へ就職して、震災復興のプロジェクトに参加する予定とのことです。
この日の6名の参加学生は発表順に以下の通りでした。
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1. |
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坂下 渓谷 |
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「山間部集落再考―上直竹上分集落における定住希望者のための住宅モデルの提案」 |
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(渡邉真理研究室) |
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2. |
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三田井 知希 |
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「市場とともにある暮らし―北九州市の衰退した市場とコミュニティーの再生」 |
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(下吹越武人研究室) |
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3. |
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内海 大空 |
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「演劇のための劇場」 |
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(大江新研究室) |
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4. |
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間瀬口 純一 |
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「水と暮らす街―世田谷における水道道路を軸にした都市の再編―」 |
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(下吹越武人研究室) |
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5. |
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渡辺 苗子 |
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「地に経つ建築―石巻市荻浜における震災復興提案―」 |
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(渡邉真理研究室) |
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6. |
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飛嶋 英理 |
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「広場的建築―日本の広場の空間性を用いた鎌倉市防災計画の提案」 |
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(下吹越武人研究室) |