大江宏賞・設立趣意書
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 「大江宏賞」は、建築家大江宏の法政大学工学部建築学科教授退任にともなう記念事業の一環として、1984年、記念事業推進のための拠金の一部を基金とし、先生の建築に対する情熱、志を次の世代に伝えるべく、学生を顕彰するために構想されたものです。

 先生の退任より19年を経過して、このたび漸く「大江宏賞」の実現を見ることになり、その運営と基金の補充を目的に大江宏賞運営委員会が設立されました。
 賞は法政大学大学院の修士設計のもっとも優れた者に対し記念メダルをもって顕彰し、 副賞として金30万円を贈呈するもので、本年度(2004年)より実施することが確定 しました。法政大学.建築学科の発展にとって大学院の能力強化は、焦眉の課題であり、本賞はこれに寄与するよう期待するものです。

 大江宏賞運営委員会は建築学科教室と協力し受賞者の選考等に関与することになります。

 「大江宏賞」の基金は現在約160万円留保されていますが、本運営委員会は、優れた人材を育て社会に送りだすことに大きな効果 が期待できる本賞を4,5年で終了させることなく、長く継続すべく、基金の充実を目指すことを目的と致します。                

2004年10月吉日

大江宏賞運営委員会
高辻秀朗、鬼木 猛、金子泰造、石川弥栄子、宮瀬睦夫、中田正二、猪野 忍、小川 格、佐保 肇、山崎勝哉、小川かよ子、永田八朗、永瀬克己、佐藤良一