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私は、大学院を卒業後、すぐにドバイの設計事務所のibda designに就職しました。 ボスはレバノン人と日本人の2人です。 現在、事務所には日本人6人、インド人2人、フィリピン人2人、エジプト人1人の総勢13人です。 事務所内の会話は、日本人同士なら日本語、外国人が挟まる場合は英語で話しています。 しかし、日本人同士の会話にも英語が挟まってしまうので、中途半端なシンガリッシュのような状態で話しています。 プロジェクトとしては巨大な住宅・美術館・モスク・オフィスなど様々な設計をしています。 私は現在住宅と美術館を担当し、鍛錬の毎日です。 さて、日本に住んでいる皆さんは、ドバイは、名前は知っていて、金持ちが集まっているという印象を持っていると思います。 ドバイといえば、バージュ・カリファなどの、華やかなビル群を想像すると思いますが、それだけではないです。 例えば、バスタキヤ地域は、通風塔などが現在でも使用されています。同じ国とは思えない空気感を味わうことができます。 また、この国で重要なのがイスラム教です。 まちの至るところに、モスクが存在し、彼らは1日に5回お祈りをしにモスクへ足を運びます。 そのお祈りの時間は、日によって刻々と時刻を変えていきます。 ですので、コーランと呼ばれる「お祈りの時間」を告げる生歌を聞くことができます。 世界的に見ると、イスラム教の人間は怖いイメージが付き纏ってしまいますが、彼らとは全く関係なく、世界全体でこのようなイメージがついてしまっていることがとても残念です。 日本人にあるようなおもてなしの心を彼らも持っており、ホテルなどに行けば、デイツと呼ばれる干柿のようなお菓子とアラビックコーヒーをもてなしてくれます。 最後にドバイに来て、思っていることは日本のような島国から飛び、白昼夢のような毎日の中で、様々なカルチャー、ローカリティーに触れ、視野が広がったことは間違いないです。 ぜひ日本だけではなく、世界に目を向けてください。 ドバイの生活などに関しては、また機会があれば書かせて頂きます。 |
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