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最初に少し自己紹介をしたいと思う。
小さい頃から本を読むことが好きで、建築を選択した理由も夏目漱石の三四郎を読んで明治時代の一般住居(生垣、床の間、縁側があるごく一般的な住居)に興味を持ったこと。卒論は「谷崎潤一郎の陰影礼賛を読み解く」をテーマにし、割合個人的な嗜好で内向きに建築と向き合ってきたと思う。 やりたい仕事をし、ある程度充実した生活を送っていたところ、新型コロナウィルス感染拡大は自身の生き方を考えるきっかけとなった。多くの人が今の自分の生活を一度は振り返ったかと思うが、私自信も「自分は今後どのように生きて行きたいか」をより強く考えるようになり、今でも自問自答しているところではあるが、「地域に根差して生きること」をひとつの指針とし、一歩を踏み出そう、というところである。 自分がこれまで培った力の可能性がどんなものであるか、それは分からないけれど、地域に根差して生きていくためには、その地域に貢献できる人材でありたいと思う。貢献の仕方も未知ではあるが、少なくとも国力が衰えて久しいと言われる、自分が生きていくこの日本国を強くすることへ繋がる貢献でありたい。 貢献の一助として、立場や役割も異なる多種多様な多くのひとたちと協働してプロジェクトを完遂させてきた事業推進力=マネジメント力というものは、少しはこれからの自分の役割を見出すには役立つのではと思っている。
まだ何も始まってはいないが、何か一歩を踏み出したいと思っていた自分には、この同窓会エッセイで様々な人生をリアルに感じ刺激を受けた。刺激を受けながら自分の生き方を考える時間が持てることに感謝をしながら、次の一歩を大事に踏み出したい。
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