大江宏賞・設立の経緯
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検討と審議の経過は以下の通りでした。
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検討委員会では2003年12月24日、以下の方針を決定、建築学科教室に提案しました。
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基本的な構想は以下の通りです。 |
1983年、大江宏先生の退職を記念しておこなわれた諸事業のうち、残された「大江賞」を実行にうつすことになった。これまで大江(宏)ゼミが管理してきた、資金約160万円を原資として、修士設計の優れたものに賞金を与える。賞の管理と運営のため運営委員会をつくる。 |
賞の対象:法政大学大学院の修士設計より最も優れたもの1名に与える、該当者がない場合は見送る |
賞の内容:メダルを授与し、副賞として30万円を贈呈する |
賞の選考:建築学科教室に選考をお願いする |
運営委員会の構成:運営委員会は主旨に賛同する有志があたる。 |
運営委員会・常任委員: |
【経過報告-1】 教室側と協議してきた結果、先生方もこの主旨には御賛同いただき、ぜひ軌道にのせたいと前向きな御返事をいただいておりますが、準備の都合上、来年、 2005年の春から実施する方向で準備を進めることになりました。今後、メダルの作成、審査の体制、審査の基準など細部の検討に入り、4月頃には具体的な 内容を発表する予定です。 |
【経過報告-2】メダルのデザインが決定し、文字の検討も終了、教室の了解もいただいたので、いよいよ、メダルの鋳造にかかることになった。4月にはメダルの見本ができ、賞の発表にこぎつけたい。メダルのデザインは猪野忍君。3月22日 |
【経過報告-3】昨日渡辺先生からのメッセージで、「ワーキングループを学
内に設立した」とありました。渡辺先生のほか、大江、富永、永瀬、出口、佐々木先生の
6名とのことです。河原先生からも二三日前「基金に寄付をしたいが、どうしたらい
いのか」との電話がありました。 昨日は、メダルの木型が出来たとの連絡が入り、直ちに川口の鋳造所にでむき、細部 の打ち合わせをしてました。来週末には現物が出来、表面の仕上げをどうするか等、 相談をすることになっています。これまで相談にのってくれていたオヤジさんが、胆 石で入院をしてしまい、息子さんや工場の職人とやり取りをしています。4月14日(猪野 忍) |
【経過報告-4】川口の池田美術というブロンズの彫刻を得意とする鋳造所へ依頼してあった大江賞のメダルの試作品ができたという連絡をうけ、猪野、小川が受取にゆく。素晴らしい出来具合だ。どこか修正を要求してやろうと意気込んでいた猪野さんが、息をのむような見事な出来栄えであった。5月24日 |
【経過報告-5】メダルが完成し、それを展示するアクリのケースも出来上がった。建築学科の事務室に常時展示することになる。7月20日発行の「法匠会報」に記事が載るので、これが事実上、正式発表となる。学生にも賞の内容は伝わっており、手ごたえも確かにあるらしい。7月20日 |
以上が公式なメッセージです。 以下は、卒業生の皆さまへの内輪の呼びかけです。 大江宏賞の資金は、今のところ、160万円です。このままでは5年で資金は尽きてしまいます。これで終わってもよいとは思っています。しかし、修士設計に 賞を出すということは、たぶん、他大学に類を見ない画期的な試みだと思います。できれば賞の継続のため、できるだけ多くの方に運営委員会に参加していただ き、資金の提供をはじめ積極的なご協力をお願いします。 |