2025年日本建築学会の著作賞に同窓会会員の石井翔大さんの著作
『恣意と必然の建築―大江宏の作品と思想』が選ばれ
5月30日贈呈式が行われました。
48点の応募作品の中から5点選ばれた中の1冊です。
選考理由として、
「この本は未発表であった主要作品の設計原図やスケッチ、書類などを用いて
大江宏の建築思想と設計方法の全体像を論じたものです。
近代建築の進展の中での大江の位置付けについても論じられており、
建築史の観点からも有意義な著作です。」
と述べられました。
建築家の個人研究として珍しく、
日本の建築界にとって貴重なだけでなく、
法政建築から執筆者が現れたことは、
特に有意義なことである。
続く研究者、建築家にとっても大きな刺激となり、
法政建築の歴史に大きな足跡を残したといえよう。
本書は、
石井翔大著『恣意と必然の建築』
定価(本体2500円+税)として、
鹿島出版会から発売されております。
石井翔大さんの略歴は下記の通り
1986年生まれ
2009年法政大学工学部建築学科卒業(安藤研究室)
2018年博士後期課程修了、博士(工学)、一級建築士
2023年より日本文理大学、現在准教授
選定理由|日本建築学会

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